1章:大韓民国「だいたい」の歴史

 

 漢は、歴史書に始めて登場する朝鮮半島最古の王朝衛氏朝鮮をBC108年に滅ぼし、その後400年間に渡り朝鮮半島を支配した。

 徐々に力をつけてきた中国東北地方で暮らしていた高句麗族は、ちょっとずつ朝鮮半島に進入し、AD313年漢が設置した楽浪郡、帯方郡を攻め滅ぼし、漢の朝鮮半島の支配を終了させた。その頃、南方では韓族が、馬韓、弁韓、辰韓の3韓に分かれ展開していた。

 その後中国を統一した随は598年以降、北方の高句麗に侵攻を重ねたが、ものすごい抵抗の前にいずれも失敗した。以降、南方の百済(馬韓)、新羅(辰韓)を加えた3国で勢力を競い合う、いわゆる三国時代に入る。

 軍事力に劣っていた新羅は、随に変わって建国された唐と同盟を結び、百済、高句麗を相次いで滅ぼした。その後味方だった唐が直接支配に乗り出したが、百済、高句麗の残存勢力と新羅は手を結び唐をやっつけ、悲願の朝鮮半島統一を果たした。

 8世紀後半になると統一新羅の王位継承をめぐる内乱がしょっちゅう起こり、またまた3国に分裂しちゃった。その内のひとつ後高句麗の王建さんは、新羅、後百済を滅ぼし、918年高麗を建国した。高麗は、中央集権的な官僚国家(どっかの国に似ている)として国の制度も整い、12世紀半ばには最盛期を迎えた。

 官僚主導で動いていた統一新羅の中で虫ケラ同然に扱われていた武人たちは、1170年クーデターを起こし、政権をもぎ取り、その後100年武人政権が続いた。

 武人がぼけっとしていたら、元がちょいとやってきた。元はものすごく強く、朝鮮全土は元により支配され、武人政権は消滅し、高麗王室は元に服役した。

 14世紀になると元は明に北方へ追いやられた。李成佳さんは今がチャンスと判断し、都の親元派をやっつけ、1392年李氏朝鮮王朝を建国した。李氏朝鮮王朝は、最初は軍事勢力の寄せ集め集団であったが、徐々に一枚岩にまとまり、また儒教をベースにした文治国家として500年以上にわたる長期政権をしいた。

 第4代国王の世宗さんはこれまで使っていた漢字がどうも自分たちの言葉には合わないと思い、民衆が親しみやすい1446年訓民正音を創設した。これが後にハングル文字に発展する。

 李氏朝鮮王朝は、概ね平和な国家であった。しかし、こんな平穏無事な毎日を壊す出来事が起きた。豊臣秀吉さんによる1592〜98年の壬申の乱、倭乱である。豊臣さんもなかなか強く、一時は朝鮮軍を滅ぼしかけたが、明の助け等で、どうにか豊臣さんを追い返した。しかし、豊臣さんから受けたダメージは大きく(豊臣さんもダメージを受けたけど)、その後清にも攻められ、ガタガタになっちゃった。また17〜18世紀になると、官僚同士の派閥抗争がひっきりなしに起こり(これもどっかの国と同じ)、かなりやばくなってくる。

 19世紀になると、これまで鎖国していた朝鮮に対し、西欧列強からの開国要求が強まった。日本はすでに開国していたので、朝鮮にも開国させようと軍事的圧力を加えた。1875年8月日本の軍艦は勝手に本土の水路に侵入したところを砲撃されたのをいいことに反撃を開始した。いわゆる江華島事件である。結果日本は勝ち、不平等条約を結び、朝鮮は渋々開国した。

 朝鮮をめぐり、日本、清、ロシアがにらみ合う状況になった。開国後農民の生活は苦しくなり、一揆が起こり、朝鮮政府は清に助けを求めた。混乱している最中、日本は朝鮮に出兵し日清戦争が勃発した。日本は清軍をけちらし、事実上朝鮮を占領した。

 清はけちらしたが新たにロシアが勢力を伸ばしてきた。「日本はロシアよりのすごいんだぞ」ということを朝鮮人に見せつけるため、当時王様の奥さんだった閔妃を殺害した。しかし、単に反日感情を高めるだけであった。朝鮮をめぐるロシアと日本の対立は徐々に激しくなり、1904年の日露戦争に発展した。日本は清に続きロシアもやっつけ、朝鮮を大韓帝国と国名を変えさせ、保護国とした。韓国統監府(後に朝鮮総督府)が置かれ、初代統監として伊藤博文さんが着任した。その後1910年韓国は日本に併合された。

 占領下では日本はやりたい放題だった。1940年には日本名に変えさせられ、日本語をしゃべることが強制された。また軍事化での労働力不足を補うため、強制連行が行われた。

 1945年8月15日、日本は敗戦し、朝鮮は解放された。朝鮮の統一国家樹立は絶たれ、38度線を境に北はソ連、南はアメリカに分割占領され、それぞれ朝鮮民主主義人民共和国、大韓民国の2国が建国した。その後、両国のいざこざは戦争に発展し、1950年6月25日朝鮮戦争が勃発した。朝鮮人は南北合わせて126万人が死に、両国はむちゃくちゃになり、ようやく1953年休戦されたが、冷戦が終わった今日でも38度線付近は軍事的緊張関係が続いている。

 70年代になると韓国は輸出が急激に伸び、高度成長が起こった。好景気は80年代も続き、現在の地位を築いている。

 歴史大作になってしまった。疲れた・・・。

 

<第1章:だいたいの歴史> <第2章:嗜好品情報> <第3章:食事情報>

<第4章:情報盛り沢山> <第5章:市内交通情報> <第6章:五大古宮情報> <おわりに>

 



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