石嶋設計室

グローバルキッズ飯田橋こども園

屋内競技場全景
計画地:東京都千代田区
用途:認定こども園
定員:79人
延床面積:認定こども園1,152.39m2、
     つくる空間1,013.02m2、

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保育室

保育室

遊戯室

遊戯室

廊下

廊下

屋内競技場全景、

屋内競技場全景

トラック

トラック

トラックと観客席

トラックと観客席

観客席

観客席

工房

工房

キッチンスタジオ

キッチンスタジオ

 2015年に開園したグローバルキッズ飯田橋園に隣接した認定こども園の計画。飯田橋園同様、ビルインの保育園である。
 2階の保育室は、腰高の家具で仕切ったワンルームタイプとしているが、ここでは廊下と保育室の間に受入室を用意した。受入室は、家庭と園の生活を切り替える場所、また子どもが自主的に自分の荷物を準備する空間でもある。これにより、個人の持ち物を保育室に持ち込まず、また送迎時にも保護者は出入りしなくなるため、保育活動が中断することがなく、子どもたちは遊びや学びに集中することが可能となる。
 1階には「つくる」というコンセプトのもと、3つの機能をもった部屋を用意した。まずは「身体をつくる」ことを目的とした屋内競技場。運動会にも対応可能な50mトラックと約300人が座れる観客席を用意した。可動式の舞台を設置すれば発表会もできる。続いては「作品をつくる」工房。工具や素材を大容量に収納できる棚とシンプルな作業台を用意し、木工や工作などができる部屋となっている。最後に「料理をつくる」キッチンスタジオ。地域の子育て支援の一環として、離乳食づくり講座や親子クッキングへの利用の他、調理師の研修や新メニューづくりへの活用も視野に入れ、園と同等の本格的な厨房機器を設置した。これらの機能は、こども園の利用のみならず、地域交流の拠点として「地域とのつながりをつくる」ことを目論んでいる。
 飯田橋園の「室内園庭」と飯田橋こども園の「つくる部屋」を両園の子どもたちが相互に利用することで、0歳から就学前の乳幼児期に人間としての礎となる運動能力、情緒、感性、社会性や創造力、そして「生きる力」を育んでいく。やがて大人になったとき、都会の真ん中でものびのびと走り回っていた記憶が蘇ることを期待している。(撮影:黒住直臣)