石嶋設計室

東京大学駒場むくのき保育園

mukunoki_nakaniwa
計画地:東京都目黒区
用途:事業所内保育所
延床面積:211.79m2
建築面積:222.96m2
構造:木造
規模:地上1階
写真:黒住直臣

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全景:巨木をかわして建物を建てる

全景:巨木をかわして建物を建てる

水平と垂直で構成したファサード

水平と垂直で構成したファサード

夜景

夜景

中庭のムクノキの巨木

中庭のムクノキの巨木

段々の天井と揺らいだ照明

段々の天井と揺らいだ照明

丸柱でテッポウしようか

丸柱でテッポウしようか

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エントランス側ファサード

木方立のディテール

木方立のディテール

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エントランスディテール

東京大学駒場2リサーチキャンパス内に建つ事業所内保育所の計画。プロポーザルにより選定された。

計画地には十数mにも及ぶ巨木が数本立っている。私たちは、この巨木に対して、鎮守の森など子どもの遊び場が減りつつある都市の中で貴重な財産であること、子どもたちにとって格好の遊び道具であること、四季の移り変わりや時間の感覚・命の尊さを教えてくれる先生であることなどの理由から、巨木をできるだけ伐採せずに保育園の一部として積極的にとりこむことで、子どもたちの身体的発達を促し、豊かな感性をはぐくむことができるような建築を提案した。
建築自身が主張するのではなく、巨木と一体となることで自身も輝く「森の保育園」を目指した。

0歳を対象とした保育室2は間仕切るものの、保育室1はワンルームとして腰高の家具で間仕切った。これは保育人数の変更に対する柔軟な対応とともに、見通しを良くすることで子どもたちの事故防止や防犯に配慮したためでもある。

隣接する校舎からの見下ろしや構内通路から景観を重視して、建物を4枚におろして高低差のある屋根をリズミカルに連続させた。その結果、欄間から光を得ることができ、室内に変化を与えることができた。構内通路側をガラス貼りとしたことで子どもたちの楽しげな活動が通路から垣間見れ、キャンパス内の賑わいの向上を目指した。

南側の屋外遊戯場は2,3歳児を対象とした冒険遊び場。樹木に見守られて子どもたちが元気に遊ぶ空間とした。一方、中庭は0,1歳児を対象とした庭。シンボルツリーであるムクノキの下で静かにひなたぼっこができるスペースとした。