石嶋設計室

あいわ保育園

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計画地:茨城県結城市
用途:企業主導型保育所
定員:30人
敷地面積:1,543.82m2
建築面積:370.93m2
延床面積:299.88m2
構造:木造
階数:地上1階
受賞:第13回キッズデザイン賞
あいわ保育園のHP

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鳥瞰

鳥瞰

ホール棟外観

ホール棟外観

夜景

夜景

遊具とらせん階段

遊具とらせん階段

バルコニー

バルコニー

遊び場

遊び場

ホール

ホール

ホール

ホール

幼児室

幼児室

乳児室

乳児室

病後児保育室

病後児保育室

子ども目線で見える調理室

子ども目線で見える調理室

 茨城県結城市の企業主導型保育所の計画。結城駅から車で10分程度の工業団地の中、施主が経営する工場用地の一画に建築した。
 園舎は大きなひとつの塊としてつくるのではなく、4つの家を連結した構成とした。2つの保育室棟、病後児保育室棟、ホール棟で構成し、それぞれ必要諸室を備えた。これにより棟ごとの単独利用が可能となり、土曜や朝夕の合同保育、習い事への場所提供、地域交流イベント等へ対応可能なった。また同じ勾配で様々な方向に向けた勾配屋根を架けることで、リズミカルな形態をつくり出した。
 ホール棟は2層分の空間を確保して象徴的に計画した。行事や軽運動への対応と同時に、保護者と一緒に食事をするランチコーナーとしての利用も想定した。ホールに接する厨房の床を300mm下げ、子どもの視点でも調理師の手元がよく見えるようにし、食材がどのように変化していくかをじっくりと観察できるようにした。
 バルコニーには、らせん階段、レンガのクライミングウォール、ネット遊具、滑り台等、複数の遊具を設置し、その周囲を人工芝のマウンドとウッドデッキで囲むことで、建物全体を複合遊具として計画した。
 保育室は子どもの発達にあわせ乳児棟と幼児棟にわけて設けた。両棟とも園庭に向けて大きな開口とを設け開放的な構成とした。
 病後児保育室は玄関をはじめトイレ等も保育室とは別に設けて構成した。保育室を2室を用意することで、感染症と非感染症の子どもを同時に預かれるようにした。
 園舎を敷地の中央に配置することで、南北に性格の異なる2つの園庭を用意した。南側は遊具と中央の広場を中心としたフラットな庭、北側は土管や小山を中心とした遊び場。両者はウッドデッキでつながり、屋外に延長したもうひとつの保育室として機能する。
 複合遊具や園庭での遊びを通じて、基礎体力や危機回避能力の向上を目論むともに、年少児は年長児を見て学び、憧れ、挑戦する気持ちを育み、年長児は年少児への世話や、教えることで自信を持ち、譲る心や我慢を覚え、互いに成長するよう考えた。(撮影:黒住直臣)