歴史のある園舎の再生と2つの園舎の増築

佐原めぐみこども園(竣工:2019年4月)

佐原めぐみこども園_遊戯室

 以前よりこの地で運営している認可保育所が、定員増にともなって幼保連携型認定こども園に移行する計画です。移行にあたって既存園舎を改修し、北側と西側に渡り廊下を介して新たに2棟を増築しました。
 北園舎は1階に学童クラブと子育て支援室、2階にはこども園の遊戯室を設けました。一方、西園舎にはランチコーナーと調理室を設け、既存園舎は内装をすべて解体撤去し、保育室を中心に全面改修を施行いました。

 北園舎は、鉄骨造を基本にしつつも遊戯室には山形の純木質耐火集成材の柱梁を用い、それを連続的に現すことで求心性を高めた象徴的なデザインとしました。
 西園舎は、鉄骨造の陸屋根とし屋上園庭を設けました。奥まった場所にあり採光も少ないため、天井にはアクセントカラーを塗った丸い穴をランダムにあけ、照明を施すことで、賑やかな雰囲気としました。
 既存園舎は、1階には2歳児室と5歳児室、2階には3歳児室と4歳児室と多目的室を設けました。2階は勾配天井やトップライトにあわせて照明計画も変え、大きな保育室が単調なデザインにならないよう心がけました。さらに3歳児室と4歳児室の間にはすべり台やニッチを設置し、大部屋が多い園内に子どもがこもって遊べるスペースを用意しました。
 玄関ホールや2階の廊下をできるだけ広く確保することで、保育室までの動線としての機能だけではなく、異年齢の子どもが集う「子どもたちの社交場」としてデザインしました。

鳥観

既存棟

北棟

保育室

保育室

すべり台

ニッチ

遊戯室

ランチコーナー

玄関ホール

2階廊下

トイレ

計画地 千葉県香取市
用途 認定こども園、学童クラブ、子育て支援室
定員(認定こども園) 106人
敷地面積 1,906.96m2
建築面積 743.84m2
延床面積 1,144.02m2
構造 鉄骨造、一部木造
階数 地上2階建