二つの大屋根がつくる木造住宅
茨城県つくばみらい市に計画した木造2階建ての戸建住宅です。
外観は二つの大きな勾配屋根を組み合わせた構成とし、落ち着いた色調の外壁に、軒裏や玄関扉の木の色をアクセントとして加えました。建物の前には芝生の庭を設け、その脇に2台分のガレージを配置しています。
玄関を入ると、2階まで吹き抜けた大きなホールが広がります。白い壁と木の床によるシンプルな空間の中に、細いスチールと木の踏板で構成した階段を設け、軽やかな印象としました。吹抜けに面して設けた室内窓によって、上下階の間にも視線や光のつながりをつくっています。
40畳を超えるLDKを中心とした住まい
住まいの中心には、40畳を超える大きなLDKを配置しました。リビング、ダイニング、キッチンをひとつながりとすることで、家の中心となる伸びやかな空間をつくっています。
インテリアは白を基調としながら、床や建具、造作家具、梁などの木部を深みのある木色で統一しました。白い壁とのコントラストによって木の存在感を際立たせ、大きな空間に落ち着きと統一感を与えています。リビングの壁面にはテレビや収納を一体化した造作家具を設け、LDKを構成する大きな木の面としてデザインしました。
天井には連続して架けた木の梁を現し、その間に間接照明を組み込んでいます。梁の連なりと柔らかな光が天井面に奥行きとリズムを生み、大空間に変化を与えています。
また、白を基調としたキッチンにはブルーのモザイクタイルをアクセントとして用い、木を基調としたLDKとは異なる表情を加えました。
住まい全体の快適性を高める室内環境
設備には、基礎部分に熱を蓄え、その輻射熱を利用して建物全体を暖める基礎蓄熱式低温輻射暖房を採用しました。各室を個別に暖房するのではなく、床面から伝わる穏やかな熱によって、40畳を超えるLDKや吹抜けを含め、住まい全体を穏やかに暖める計画としています。
また、デシカント式調湿換気設備を採用し、換気を行いながら室内の湿度を調整しています。暖房・調湿・換気を組み合わせることで、開放的な空間構成を活かしながら、一年を通して快適な室内環境を目指しました。
| 計画地 | 茨城県つくばみらい市 |
|---|---|
| 用途 | 専用住宅 |
| 敷地面積 | 723.64m2 |
| 建築面積 | 234.82m2 |
| 延床面積 | 325.42m2 |
| 構造 | 木造 |
| 階数 | 地上2階建 |











