幕張ベイタウンの高層街区「幕張アクアテラス」の中庭に5つ用意された趣味のコテージ「CUBE」の設計を担当しました。
木造の平屋建でランダムに傾いた片流れ屋根の形態で、天井は木造であることを強調したルーバー状の梁を連続させた空間としました。
「CUBE」にはそれぞれにテーマが与えられ、それに基づいて透明なものと不透明なものの、2種類を用意しました。KIDS、CAFE、CRAFTの3つCUBEは、室内での楽しげな活動が中庭にあふれ出るようガラスばりとしまし、一方、PLAY、SOUND CUBEは、籠もって行う活動のため、建物全体をルーバーで覆って閉鎖的なつくりとしました。
透明なCUBE
KIDS CUBE
「子どもの秘密基地」がテーマ。分譲マンションによく見られるフラットなキッズルームではなく、子どものスケールを基準にした子ども中心のスペースとし、大人には少し窮屈なスペースとしました。ハシゴや吊り橋で登る見晴台や、すべり台で滑り降りる地下室等で行き止まりのない回遊性のある空間としました。
CAFE CUBE
「パパママのコミュニティスペース」がテーマ。KIDS CUBEと向かい合って配置しました。中庭やKIDS CUBEで遊ぶ子どもたちを見守りながら、気軽にコーヒーブレイクできるスペースとしました。
CRAFT CUBE
「パパママと子どもの趣味のスペース」がテーマ。立体駐車場に面して配置しました。大きな作業台にはコンプレッサーや万力、工具類が揃い、小さな模型作りから日曜大工、自転車などの整備にも利用可能なスペースとしました。
不透明なCUBE
PLAY CUBE
「大人の社交場」がテーマ。ルーバーで囲まれたコテージの中は、麻雀やカードゲームを通じて大人が交流を深める場です。
SOUND CUBE
「楽器の練習ができるスペース」がテーマ。防音仕様に加え、他のCUBEよりも天井を高くして演奏に適したスペースとしました。
建築主 | 三井不動産グループ・清水建設グループ |
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計画地 | 千葉県千葉市(幕張ベイタウン) |
用途 | 共同住宅の共用施設 |
建築面積 | KIDS CUBE:50m2、それ以外:各25m2 |
延床面積 | KIDS CUBE:50m2、それ以外:各25m2 |
構造 | 木造 |