アルミパネルとセメント板がつくる都市型園舎

ABK保育園(竣工:2017年4月)

グローバルキッズあびこ園_外観

都市の街並みに調和するファサード

 大阪メトロ御堂筋線あびこ駅から徒歩5分ほど。下町情緒が残る商店街にほど近い住宅地に計画した認可保育所です。

 鉄骨造3階建の園舎は、セメント板とアルミパネルを組み合わせたシンプルで端正な外観としました。異なる素材による二つの塊を組み合わせることで、都市の街並みに調和しながらも、保育施設としての存在感を感じさせる外観を目指しています。

保育活動を支える受入室の計画

 1階には安全性に配慮して0・1歳児室を配置しました。

 また、玄関と保育室の間に受入室を設けることで、保護者が直接保育室へ入ることなく登園できる計画としました。子どもたちの荷物を保育室へ持ち込まないため衛生的な環境を維持できるだけでなく、登園・降園時間が異なる保育園においても、保護者の出入りによって保育活動が中断されることなく、子どもたちの日常が連続する環境をつくっています。

 限られた都市空間の中においても、乳児期の子どもたちが安心して過ごせる環境づくりを行っています。

日常生活を支える効率的な保育動線

 2階には2〜5歳児室を配置しました。

 保育室はトイレを挟むようにレイアウトすることで、子どもたちが廊下へ出ることなく日常生活を完結できる計画としています。保育者の見守りや移動の負担を軽減するとともに、子どもたちにとってもわかりやすく使いやすい生活動線を実現しました。

 また、明るい階段室や廊下に設けた室内窓によって、上下階や保育室同士の気配が緩やかにつながる環境をつくっています。

屋上園庭がつくる都市型保育環境

 3階には調理室と屋上園庭を配置しました。

 都市部の限られた敷地条件の中でも十分な遊び場を確保するため、人工芝を敷いた屋上園庭を計画しています。夏季のプール遊びや水遊びにも対応できるよう、大きな電動オーニングを設置し、強い日差しや紫外線から子どもたちを守る環境を整えました。

 また、1階には小さな園庭も設け、自然や植物に触れながら遊ぶことのできる環境を用意しています。立体的な構成を活かしながら、都市の中でも豊かな保育環境を実現した園舎です。

素材の切り替えが表情を生む外観

夜景に映える素材のコントラスト

明るく開放的な乳児保育室

日常生活を支える機能的な保育空間

子どもたちを迎える明るいエントランスホール

保育活動を支える受入室

上下階の気配を感じられる廊下と階段

都市の中で自然と遊ぶ小さな園庭

電動オーニングを備えた屋上園庭(写真:黒住直臣)

計画地 大阪府大阪市住吉区
用途 認可保育所
定員 70人
敷地面積 429.48m2
建築面積 285.06m2
延床面積 599.90m2
構造 鉄骨造
階数 地上3階建

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