
東京都足立区の診療所に併設する託児所の計画。計画地 は戸建住宅が建ち並ぶ駐車場の一角です。私たちはこの小さな託児所に、子どもの建築として必要と思われる様々な機能を用意しました。
外観は正方形の白い箱。子どものプライバシーを重視した高さにランダムに穿たれた開口が特徴的なファサードとしました。
平面は正方形の角を庭として欠き込んだL地型とし、一方を託児室、もう一方を廊下と水回りで構成しました。
中庭側は閉鎖的な外観とは打って変わって、サッシュをできるだけ大きくし開放的な構成としました。さらに部屋の突き当たりの扉を開放することで、塀沿いに巡らしたウッドデッキとあわせて行き止まりのない回遊性が生まれました。
床を下げた基地や子どものトイレ、砂場やシンボルツリーなど、内外に渡って子どもの生育のために必要な要素をふんだんに盛り込んだ「みるく」は、保育園や幼稚園にも引けを取らない託児所です。
計画地 | 東京都足立区 |
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用途 | 認可外保育所(託児所) |
敷地面積 | 213.63m2 |
建築面積 | 65.21m2 |
延床面積 | 65.21m2 |
構造 | 木造 |
階数 | 平屋建 |