打放しの衣を纏ったレンガのクリニック

あきやま子どもクリニック(竣工:2022年8月)

あきやま子どもクリニック_廊下

 東京都三鷹市の小児科クリニックの計画です。敷地は中央線三鷹駅から徒歩5分ほど、JR中央線の線路敷に面した場所に位置します。また敷地面積が小さく、条例により建物高さは10m以下と定められている敷地でした
 クリニックの設計において先生は、耐久性を重視されていたため、3階建の鉄筋コンクリート造を採用することにしました。

 また、先生から外観のイメージとして、古いレンガの建物に現代的なガラスのスクリーンが増築された建物の写真を示されました。
 私たちはその写真を元にして、アンティークなレンガの塊が、コンクリート打放しの衣を纏ったデザインを提案しました。外壁のレンガがそのまま室内に貫入し、アルミサッシュや木製引戸は、レンガの壁に穿たれ彫りの深い表情としました。一方、打放しの壁と大きなガラスはフラットにおさめ、対比的なデザインとしました。

外観

外壁のディテール

夜景

夜景

廊下

診察室(撮影:黒住直臣)

計画地 東京都三鷹市
用途 診療所
敷地面積 80.18m2
建築面積 63.55m2
延床面積 186.65m2
構造 鉄筋コンクリート造
階数 3階建

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