
世田谷区の小児科クリニックの計画です。小田急線 祖師ヶ谷大蔵駅と千歳船橋駅のちょうど中間に位置しています。そもそも大手ゼネコンの清水建設の社宅があった場所で、有効活用のため高級賃貸マンションに建て替えられ、その付属棟として平屋で建てられました。
コンクリート打放しと大きなガラス面で構成されたシャープな躯体は、共同住宅と同様、清水建設の設計施工によるもので、私たちは内装の設計監理を担当しました。
平面は手前が広く大きなガラスばりの開放的な空間で、奥は狭く閉鎖的な空間で対比的な構成です。
私たちは、この躯体に対して、ガラス面に向けて大きく弧を描くアクセントウォールをつくることを提案しました。また色彩は、病気になって不安な子どもや親御さんのために、心身の癒やしやリラックス効果があると言われるグリーンを選択したました。
グリーンウォールの内側には、受付・2つの診察室・処置室・レントゲン室・院長室を設け、外側にはガラスに面してベンチを設置し待合としました。
さらに、ガラス越しに見えるグリーンウォールは、コンクリート打放しを中心としたモノトーンな街並みにアクセントを与えることも目論んみました。
計画地 | 東京都世田谷区 |
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用途 | 診療所 |
延床面積 | 102.15m2 |