大きく弧を描くグリーンウォール

KNT小児科クリニック(竣工:2013年4月)

K小児科クリニック_アクセントウォール

社宅跡地に建つ小児科クリニック

 世田谷区の小児科クリニックの計画です。小田急線 祖師ヶ谷大蔵駅と千歳船橋駅のほぼ中間に位置しています。もともとは大手ゼネコンの清水建設の社宅があった場所で、土地の有効活用を目的に高級賃貸マンションへ建て替えられ、その付属棟として平屋のクリニックが建てられました。

 コンクリート打放しと大きなガラス面で構成されたシャープな外観は、共同住宅と同様に清水建設による設計施工によるもので、私たちは内装の設計監理を担当しました。

大きなガラス面に映えるグリーンの曲線

 平面は、手前に大きなガラス面を持つ広がりのある空間と、奥に向かうにつれて幅が狭くなる空間で構成されています。私たちは、この特徴を生かして、ガラス面に沿って大きく弧を描くアクセントウォールを設けることを提案しました。

 病気や診察への不安を抱える子どもたちや保護者が、少しでも落ち着いて過ごせるよう、心身の癒やしやリラックス効果があると言われるグリーンをアクセントウォールに採用しました。

グリーンウォールがつくる診療と待合

 グリーンウォールの内側に、受付、2つの診察室、処置室、レントゲン室、院長室をまとめ、外側のガラス面に沿って待合スペースを設けました。大きなガラス面に沿って広がる待合と、曲線の壁の内側に集約された診療空間。グリーンウォールを境に、それぞれの機能を整理した構成としています。

街並みに映えるグリーン

 ガラス越しに見えるグリーンウォールは、内部空間のアクセントであると同時に、建物の表情をつくるファサードの一部でもあります。コンクリート打放しをはじめとするモノトーンの街並みに鮮やかなグリーンを差し込み、街の中で印象的な存在となることを意図しました。

ガラス面に沿う待合スペース

グリーンに包まれた隔離室

機能的にまとめた診察室

明るく落ち着いた診察室

グリーンウォール内の受付

診療を支える機能的なバックヤード

機器を備えたレントゲン室

夜の街に浮かぶクリニック

マンションに併設したクリニック

計画地 東京都世田谷区
用途 診療所
延床面積 102.15m2

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